London Report

ロンドンレポートvol.10 大人も楽しめる!ロンドンのおもちゃ屋さん「Hamleys」
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第10弾! お久しぶりです。 大学の課題や授業で忙しく、大きく間が空いてしまいました。今回は、ロンドンのRegent Streetにあるおもちゃ屋さん「Hamleys」に行ってきました。 ロンドンのおもちゃ屋さん「Hamleys」とは Hamleysの歴史は、1760年に遡ります。 子どもたちに笑顔とおもちゃを届けたいという夢を持ったウィリアム・ハムリー(William Hamley)が、ロンドンから遠く離れたコーンウォールでおもちゃ屋を開業したのが始まりです。 その後、店舗を少しずつ拡大し、創業から120年後にロンドンで初めての店舗をリージェントストリートにオープンしました。 「世界中の子どもたちにおもちゃを届けたい」という創業者の夢は、260年以上経った今でも受け継がれています。 リージェントストリートは、ロンドンの中心ともいえる活気ある通りで、数多くのショップが並んでいます。 特に11月初旬から1月初旬までの約2か月間は、クリスマスライトで彩られ、とても幻想的な風景が広がります。 クリスマス前の店内の様子 そんな賑やかな通りにあるHamleys Regent Street店は、クリスマス前ということもあり、多くの人で溢れていました。 全7フロアに渡り、さまざまな年代向けのおもちゃが揃っていて、大人でも楽しめること間違いありません。 店員さんたちもとてもフレンドリーで、店内を歩いているとおもちゃで驚かされたり、あちこちでおもちゃのデモンストレーションを行っていたりします。 レアなおもちゃも見つかる? 店内には、イギリスらしい「ハリー・ポッター」のフロアや、もちろんディズニープリンセス、さらにイギリスで大人気の「ペッパピッグ」のコーナーもありました。 日本では見つけにくいおもちゃがたくさんあるので、お土産にもぴったりです。 また、「ポケモン」や「サンリオ」の商品も並んでおり、日本のプロダクトの人気ぶりが伺えます。 世界に一つだけのぬいぐるみ 数ある商品の中で特におすすめなのが、「Build-a-Bear」です。 こちらでは、自分だけのぬいぐるみを作る体験ができます。 まず、ぬいぐるみの外側を選びます。 その後、ワタを機械で入れる際に、小さなハートも一緒に入れて、思いを込めます。 さらに、香りを追加することもでき、いちごや石鹸の香りを選べます。 最後に店員さんが綿の入り口を縫い合わせてくれたら、洋服やアクセサリーをつけて完成です。...
ロンドンレポートvol.10 大人も楽しめる!ロンドンのおもちゃ屋さん「Hamleys」
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第10弾! お久しぶりです。 大学の課題や授業で忙しく、大きく間が空いてしまいました。今回は、ロンドンのRegent Streetにあるおもちゃ屋さん「Hamleys」に行ってきました。 ロンドンのおもちゃ屋さん「Hamleys」とは Hamleysの歴史は、1760年に遡ります。 子どもたちに笑顔とおもちゃを届けたいという夢を持ったウィリアム・ハムリー(William Hamley)が、ロンドンから遠く離れたコーンウォールでおもちゃ屋を開業したのが始まりです。 その後、店舗を少しずつ拡大し、創業から120年後にロンドンで初めての店舗をリージェントストリートにオープンしました。 「世界中の子どもたちにおもちゃを届けたい」という創業者の夢は、260年以上経った今でも受け継がれています。 リージェントストリートは、ロンドンの中心ともいえる活気ある通りで、数多くのショップが並んでいます。 特に11月初旬から1月初旬までの約2か月間は、クリスマスライトで彩られ、とても幻想的な風景が広がります。 クリスマス前の店内の様子 そんな賑やかな通りにあるHamleys Regent Street店は、クリスマス前ということもあり、多くの人で溢れていました。 全7フロアに渡り、さまざまな年代向けのおもちゃが揃っていて、大人でも楽しめること間違いありません。 店員さんたちもとてもフレンドリーで、店内を歩いているとおもちゃで驚かされたり、あちこちでおもちゃのデモンストレーションを行っていたりします。 レアなおもちゃも見つかる? 店内には、イギリスらしい「ハリー・ポッター」のフロアや、もちろんディズニープリンセス、さらにイギリスで大人気の「ペッパピッグ」のコーナーもありました。 日本では見つけにくいおもちゃがたくさんあるので、お土産にもぴったりです。 また、「ポケモン」や「サンリオ」の商品も並んでおり、日本のプロダクトの人気ぶりが伺えます。 世界に一つだけのぬいぐるみ 数ある商品の中で特におすすめなのが、「Build-a-Bear」です。 こちらでは、自分だけのぬいぐるみを作る体験ができます。 まず、ぬいぐるみの外側を選びます。 その後、ワタを機械で入れる際に、小さなハートも一緒に入れて、思いを込めます。 さらに、香りを追加することもでき、いちごや石鹸の香りを選べます。 最後に店員さんが綿の入り口を縫い合わせてくれたら、洋服やアクセサリーをつけて完成です。...

ロンドンレポートvol.9 ローラアシュレイの世界観を体感!イギリス・NEXT店舗レポート
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第9弾! 10月に入り、晴れの日が一気に減り、曇りや雨の日が続く、いわゆる「イギリスらしい天気」になってきました。 私の体もその天気に影響されたのか、久しぶりに体調を崩してしまいました。 親元を離れてから風邪をひくと、面倒を見てくれていた家族への感謝を改めて感じますね。 今回は、日本でも人気のイギリス発ブランド「ローラアシュレイ」をご紹介します。 ローラアシュレイとは? ローラアシュレイはロンドンの小さな工房から始まり、ダイアナ妃も愛用したことで知られるインテリア・ファッションブランドです。 残念ながら、ローラアシュレイの英国内の店舗はコロナ禍の影響で全て閉店しましたが、現在はオンラインと、インテリアも扱うファストファッションブランドのNEXTで展開されています。 実際に行ってみました!NEXT@Westfield London 今回は、ロンドン北西部にあるWood Lane駅近くの商業施設「Westfield London」に入っているNEXTに行ってきました。 ロンドン中心部から地下鉄で1本のアクセスの良さに加え、隣にも商業施設があるので、このエリアだけで1日楽しめます。 Westfield London内のNEXTはインテリアの品揃えが豊富で、ローラアシュレイの商品だけでなく、NEXTのインテリア商品も多く揃っていました。 壁紙・ペンキ・ファブリックも充実 店内はショールームスタイルで、ベッドルームやダイニングルーム、リビングルームなどがローラアシュレイの商品で飾られた空間として展示されています。 壁紙や照明、テキスタイル、家具など、ローラアシュレイのアイテムで飾られた空間はそのまま自宅にも取り入れたくなるような、素敵な雰囲気を漂わせています。 壁紙のサンプルも数多く展示されており、2023年の創業70周年を記念したデザインも見られました。 カーテンのサンプルをめくっていると、理想の部屋が次々に思い浮かんで、インスピレーションが湧いてきます。 ローラアシュレイならではの可愛らしいカラーのペンキも豊富に取り揃えられていました。 ローラアシュレイのサイトで商品を人気順に並べるとペンキが上位に表示されることから、壁を塗るだけでなく、DIYなどにも使える点が人気の理由だと考えられます。 気軽に部屋に取り入れられるアイテムとしては、ベッドシーツやクッションなどのファブリックがおすすめです。 ローラアシュレイならではの高級感ある繊細な花柄が、ベッドルームを素敵に彩ってくれるでしょう。 また、ローラアシュレイの柄があしらわれたマグカップなどもあり、お土産にもぴったりではないでしょうか。 おわりに 今回は、イギリス発ブランドのローラアシュレイをご紹介しました。...
ロンドンレポートvol.9 ローラアシュレイの世界観を体感!イギリス・NEXT店舗レポート
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第9弾! 10月に入り、晴れの日が一気に減り、曇りや雨の日が続く、いわゆる「イギリスらしい天気」になってきました。 私の体もその天気に影響されたのか、久しぶりに体調を崩してしまいました。 親元を離れてから風邪をひくと、面倒を見てくれていた家族への感謝を改めて感じますね。 今回は、日本でも人気のイギリス発ブランド「ローラアシュレイ」をご紹介します。 ローラアシュレイとは? ローラアシュレイはロンドンの小さな工房から始まり、ダイアナ妃も愛用したことで知られるインテリア・ファッションブランドです。 残念ながら、ローラアシュレイの英国内の店舗はコロナ禍の影響で全て閉店しましたが、現在はオンラインと、インテリアも扱うファストファッションブランドのNEXTで展開されています。 実際に行ってみました!NEXT@Westfield London 今回は、ロンドン北西部にあるWood Lane駅近くの商業施設「Westfield London」に入っているNEXTに行ってきました。 ロンドン中心部から地下鉄で1本のアクセスの良さに加え、隣にも商業施設があるので、このエリアだけで1日楽しめます。 Westfield London内のNEXTはインテリアの品揃えが豊富で、ローラアシュレイの商品だけでなく、NEXTのインテリア商品も多く揃っていました。 壁紙・ペンキ・ファブリックも充実 店内はショールームスタイルで、ベッドルームやダイニングルーム、リビングルームなどがローラアシュレイの商品で飾られた空間として展示されています。 壁紙や照明、テキスタイル、家具など、ローラアシュレイのアイテムで飾られた空間はそのまま自宅にも取り入れたくなるような、素敵な雰囲気を漂わせています。 壁紙のサンプルも数多く展示されており、2023年の創業70周年を記念したデザインも見られました。 カーテンのサンプルをめくっていると、理想の部屋が次々に思い浮かんで、インスピレーションが湧いてきます。 ローラアシュレイならではの可愛らしいカラーのペンキも豊富に取り揃えられていました。 ローラアシュレイのサイトで商品を人気順に並べるとペンキが上位に表示されることから、壁を塗るだけでなく、DIYなどにも使える点が人気の理由だと考えられます。 気軽に部屋に取り入れられるアイテムとしては、ベッドシーツやクッションなどのファブリックがおすすめです。 ローラアシュレイならではの高級感ある繊細な花柄が、ベッドルームを素敵に彩ってくれるでしょう。 また、ローラアシュレイの柄があしらわれたマグカップなどもあり、お土産にもぴったりではないでしょうか。 おわりに 今回は、イギリス発ブランドのローラアシュレイをご紹介しました。...

ロンドンレポートvol.8 ロンドンで人気! コロンビアロード・フラワーマーケット
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第8弾! イギリスでは新学期は春ではなく秋に始まることをご存知でしょうか? 私もつい最近、大学2年目がスタートし、再び忙しい日常が戻ってきたところです。 今回は、ロンドンのコロンビアロードで毎週日曜日に開催される「Columbia Road Flower Market」に行ってきました。 Columbia Road Flower Marketとは コロンビアロード・フラワーマーケットは、ロンドンでも特に人気のあるマーケットのひとつで、道の片側に花や観葉植物を売る露店が並び、反対側には個性豊かなショップが軒を連ねています。 私が訪れた日も多くの人で溢れかえり、非常に賑やかな雰囲気でした。 クリスマスシーズンにはクリスマスツリー、春にはハーブが並ぶなど、季節ごとに異なる風景を楽しむことができる、ユニークなマーケットです。 日本ではアジサイの季節は6月だけですが、イギリスでは秋の初めまで見ることができ、マーケットにはたくさんのアジサイが並んでいました。 店主のおじさんが 「綺麗なアジサイが2つで10ポンド!お見逃しなく〜」 と声をかけているのも印象的でした。 花の値段は特に安く感じませんでしたが、観葉植物などのグリーンは街の花屋よりもお手頃に感じました。 コロンビアロードには、約60軒の個人商店が軒を連ねており、イギリス国内でも数少ない独自の雰囲気を持つショッピングストリートです。 アンティークショップや雑貨店、カフェなどが並び、日曜日以外の日でも賑わっています。 今回は、その中で見つけたカフェや雑貨店をいくつかご紹介します。 花器やガーデニング用品を扱う「IN BLOOM」 コロンビアロード・フラワーマーケットの端に位置する、花器やガーデニング用品を扱うお店です。 ユニークな花瓶やポットが店頭に並び、店内には手作りの焼き物や伝統的な模様が施されたポットなど、さまざまなアイテムが所狭しと置かれています。 マーケットで購入した植物にぴったりのポットを探すのに最適なお店です。 ガラスの花瓶やインテリア雑貨が豊富に揃う「IN...
ロンドンレポートvol.8 ロンドンで人気! コロンビアロード・フラワーマーケット
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第8弾! イギリスでは新学期は春ではなく秋に始まることをご存知でしょうか? 私もつい最近、大学2年目がスタートし、再び忙しい日常が戻ってきたところです。 今回は、ロンドンのコロンビアロードで毎週日曜日に開催される「Columbia Road Flower Market」に行ってきました。 Columbia Road Flower Marketとは コロンビアロード・フラワーマーケットは、ロンドンでも特に人気のあるマーケットのひとつで、道の片側に花や観葉植物を売る露店が並び、反対側には個性豊かなショップが軒を連ねています。 私が訪れた日も多くの人で溢れかえり、非常に賑やかな雰囲気でした。 クリスマスシーズンにはクリスマスツリー、春にはハーブが並ぶなど、季節ごとに異なる風景を楽しむことができる、ユニークなマーケットです。 日本ではアジサイの季節は6月だけですが、イギリスでは秋の初めまで見ることができ、マーケットにはたくさんのアジサイが並んでいました。 店主のおじさんが 「綺麗なアジサイが2つで10ポンド!お見逃しなく〜」 と声をかけているのも印象的でした。 花の値段は特に安く感じませんでしたが、観葉植物などのグリーンは街の花屋よりもお手頃に感じました。 コロンビアロードには、約60軒の個人商店が軒を連ねており、イギリス国内でも数少ない独自の雰囲気を持つショッピングストリートです。 アンティークショップや雑貨店、カフェなどが並び、日曜日以外の日でも賑わっています。 今回は、その中で見つけたカフェや雑貨店をいくつかご紹介します。 花器やガーデニング用品を扱う「IN BLOOM」 コロンビアロード・フラワーマーケットの端に位置する、花器やガーデニング用品を扱うお店です。 ユニークな花瓶やポットが店頭に並び、店内には手作りの焼き物や伝統的な模様が施されたポットなど、さまざまなアイテムが所狭しと置かれています。 マーケットで購入した植物にぴったりのポットを探すのに最適なお店です。 ガラスの花瓶やインテリア雑貨が豊富に揃う「IN...

ロンドンレポートvol.7 ヴィクトリア&アルバート博物館 2
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第7弾! イギリスでは9月に入って気温が一桁台まで下がったと思ったら20度まで上がったりと週によって寒暖差が激しい季節になっています。 9月が寒い年は、冬にたくさん雪が降ると言われているらしく、今から少し憂鬱です。 今回は前回に引き続き、ヴィクトリア&アルバート博物館についてご紹介します。 前回はカフェとショップについて触れましたが、今回は私が特に興味を引かれた展示物についてお話しします。 この博物館には世界各地のコレクションがあり、美術品というよりは、各地域の文化に根ざした工芸品やデザイン、家具などが多く展示されています。 各セクションでは、時代ごとに変遷を追うことができ、歴史と文化の発展を感じることができます。 驚いたことに、日本の展示室もありました。 サムライや茶道、着物など、日本史を象徴するコレクションが並ぶ一方で、近代になるとロリータファッションやハローキティの柄がプリントされた日用品がショーケースに展示されています。 キャプションには展示物の説明だけでなく、時代背景や日本人の信念に関する記述もあり、イギリスから見た日本の文化を知る貴重な機会でした。 広大なこの博物館の1階はイギリスのコレクションで埋め尽くされており、一つひとつの展示を見るだけでも時間が足りないほど見応えがあります。 中には体験型の展示もあり、当時の生活に触れ、歴史をより深く理解できる工夫がされています。 たとえば、コルセットやクリノリン(ロングスカートを膨らませるための下着)を実際に着てみたり、透明の積み木で自分なりのクリスタルパレスを作ったりすることができる展示がありました。 ウィリアム・モリスの展示もあり、彼はイギリスを代表するデザイナー、クラフトマン、詩人、そして活動家として紹介されています。 彼がデザインした壁紙やテキスタイル、ステンドグラス、デザインの下書き、そして彼の工房でのプリント工程を紹介するビデオも上映されていました。 他では見られない貴重な展示が多く、非常に興味深かったです。 さらに、体験型の展示では、モリスが手がけたブックデザインに見られる装飾 文字を元に、来館者が自分だけのロゴを作ることができるコーナーもありました。 これらの展示は、印刷技術の発展を追うセクションで楽しむことができます。 最後までお読みいただきありがとうございました。 今回は前回に引き続きヴィクトリアアンドアルバート博物館を紹介しました。 興味を惹かれるものがあったら幸いです。 他にもデザインや建築の歴史や展示があるので何かは刺さる博物館になっていると感じます。 是非一度足を運んでみてください。
ロンドンレポートvol.7 ヴィクトリア&アルバート博物館 2
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第7弾! イギリスでは9月に入って気温が一桁台まで下がったと思ったら20度まで上がったりと週によって寒暖差が激しい季節になっています。 9月が寒い年は、冬にたくさん雪が降ると言われているらしく、今から少し憂鬱です。 今回は前回に引き続き、ヴィクトリア&アルバート博物館についてご紹介します。 前回はカフェとショップについて触れましたが、今回は私が特に興味を引かれた展示物についてお話しします。 この博物館には世界各地のコレクションがあり、美術品というよりは、各地域の文化に根ざした工芸品やデザイン、家具などが多く展示されています。 各セクションでは、時代ごとに変遷を追うことができ、歴史と文化の発展を感じることができます。 驚いたことに、日本の展示室もありました。 サムライや茶道、着物など、日本史を象徴するコレクションが並ぶ一方で、近代になるとロリータファッションやハローキティの柄がプリントされた日用品がショーケースに展示されています。 キャプションには展示物の説明だけでなく、時代背景や日本人の信念に関する記述もあり、イギリスから見た日本の文化を知る貴重な機会でした。 広大なこの博物館の1階はイギリスのコレクションで埋め尽くされており、一つひとつの展示を見るだけでも時間が足りないほど見応えがあります。 中には体験型の展示もあり、当時の生活に触れ、歴史をより深く理解できる工夫がされています。 たとえば、コルセットやクリノリン(ロングスカートを膨らませるための下着)を実際に着てみたり、透明の積み木で自分なりのクリスタルパレスを作ったりすることができる展示がありました。 ウィリアム・モリスの展示もあり、彼はイギリスを代表するデザイナー、クラフトマン、詩人、そして活動家として紹介されています。 彼がデザインした壁紙やテキスタイル、ステンドグラス、デザインの下書き、そして彼の工房でのプリント工程を紹介するビデオも上映されていました。 他では見られない貴重な展示が多く、非常に興味深かったです。 さらに、体験型の展示では、モリスが手がけたブックデザインに見られる装飾 文字を元に、来館者が自分だけのロゴを作ることができるコーナーもありました。 これらの展示は、印刷技術の発展を追うセクションで楽しむことができます。 最後までお読みいただきありがとうございました。 今回は前回に引き続きヴィクトリアアンドアルバート博物館を紹介しました。 興味を惹かれるものがあったら幸いです。 他にもデザインや建築の歴史や展示があるので何かは刺さる博物館になっていると感じます。 是非一度足を運んでみてください。

ロンドンレポートvol.6 世界的にも有名な博物館 ヴィクトリア&アルバート博物館
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第6弾! 今回は 「ヴィクトリア&アルバート博物館」を紹介します。 イギリスでは、暑くなったと思ったら肌寒くなったりと、寒暖差が激しい日々が続いています。 今回は、V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館に行ってきました。 この博物館はロンドンの中心部に位置し、バスや地下鉄でアクセスが便利です。 V&Aは世界最大規模の装飾美術とデザインの博物館で、全世界から集められたコレクションが145のギャラリーに展示されています。 各ギャラリーは地域や時代、ジャンルごとに分けられており、訪れる人々を圧倒します。 建物のデザインは北イタリアのゴシックスタイルを参考にしており、装飾美術の美術館にふさわしい壮麗な外観と内装を誇ります。 館内は地下一階から五階まで、計6階建ての大規模な造りです。 入館料が無料ということもあり、地域の人々の憩いの場となっています。 私が訪れた日は、夏の暑い日だったため、多くの人が涼を求めて館内に集まっていました。 また、展示物をスケッチしている人や、多くの修学旅行生らしき団体も見受けられ、地域の人々の生活と観光が共存している様子がうかがえました。 館内には、世界初の美術館併設のカフェがあり、ラグジュアリーな雰囲気の中でお茶やランチを楽しむことができます。 カフェは3つの部屋に分かれており、正面から向かって左側の部屋は、ウィリアム・モリスをテーマにしたデザインです。 深緑の壁紙とステンドグラスが美しく、特別な空間を演出しています。 細部にも装飾が施されており、近くに寄ってじっくり見てみるのもお勧めです。 カフェの利用はセルフサービス方式で、カウンターで注文し、商品を受け取ってから席に着くスタイルです。 ウェイトレスはいますが、席の案内はないため、先に席を確保してから注文するのがおすすめです。 今回私は、アプリコットとアーモンドのケーキとアールグレイティーをいただきました。 モリスのデザインが施されたトレイもあり、細部までモリスの世界観に浸りながらティータイムを楽しむことができました。 このアプリコットのケーキは驚くほど美味しく、ショーケースに並ぶ他のケーキもどれも魅力的でした。 ケーキだけでなく、食事メニューも充実しており、ローストビーフなども提供されています。 私が訪れたのは午後3時頃で、20分ほど滞在している間に食事スタンドが閉まってしまいました。 お食事を楽しみたい方は、お昼時に訪れるのが良いでしょう。 正面入口からまっすぐ進むと、すぐにミュージアムショップがあります。 ここでは、展示作品に関連するグッズや書籍、V&Aミュージアム限定のトートバッグなどが販売されています。...
ロンドンレポートvol.6 世界的にも有名な博物館 ヴィクトリア&アルバート博物館
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第6弾! 今回は 「ヴィクトリア&アルバート博物館」を紹介します。 イギリスでは、暑くなったと思ったら肌寒くなったりと、寒暖差が激しい日々が続いています。 今回は、V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館に行ってきました。 この博物館はロンドンの中心部に位置し、バスや地下鉄でアクセスが便利です。 V&Aは世界最大規模の装飾美術とデザインの博物館で、全世界から集められたコレクションが145のギャラリーに展示されています。 各ギャラリーは地域や時代、ジャンルごとに分けられており、訪れる人々を圧倒します。 建物のデザインは北イタリアのゴシックスタイルを参考にしており、装飾美術の美術館にふさわしい壮麗な外観と内装を誇ります。 館内は地下一階から五階まで、計6階建ての大規模な造りです。 入館料が無料ということもあり、地域の人々の憩いの場となっています。 私が訪れた日は、夏の暑い日だったため、多くの人が涼を求めて館内に集まっていました。 また、展示物をスケッチしている人や、多くの修学旅行生らしき団体も見受けられ、地域の人々の生活と観光が共存している様子がうかがえました。 館内には、世界初の美術館併設のカフェがあり、ラグジュアリーな雰囲気の中でお茶やランチを楽しむことができます。 カフェは3つの部屋に分かれており、正面から向かって左側の部屋は、ウィリアム・モリスをテーマにしたデザインです。 深緑の壁紙とステンドグラスが美しく、特別な空間を演出しています。 細部にも装飾が施されており、近くに寄ってじっくり見てみるのもお勧めです。 カフェの利用はセルフサービス方式で、カウンターで注文し、商品を受け取ってから席に着くスタイルです。 ウェイトレスはいますが、席の案内はないため、先に席を確保してから注文するのがおすすめです。 今回私は、アプリコットとアーモンドのケーキとアールグレイティーをいただきました。 モリスのデザインが施されたトレイもあり、細部までモリスの世界観に浸りながらティータイムを楽しむことができました。 このアプリコットのケーキは驚くほど美味しく、ショーケースに並ぶ他のケーキもどれも魅力的でした。 ケーキだけでなく、食事メニューも充実しており、ローストビーフなども提供されています。 私が訪れたのは午後3時頃で、20分ほど滞在している間に食事スタンドが閉まってしまいました。 お食事を楽しみたい方は、お昼時に訪れるのが良いでしょう。 正面入口からまっすぐ進むと、すぐにミュージアムショップがあります。 ここでは、展示作品に関連するグッズや書籍、V&Aミュージアム限定のトートバッグなどが販売されています。...

ロンドンレポートvol.5 モリスの思想に触れる ウィリアム・モリス・ギャラリー
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第5弾! イギリスのデパート 「ウィリアム・モリス・ギャラリー」を紹介します。 今回は念願のウィリアム・モリス・ギャラリーに行ってきました。 ロンドンの北東にあるロイドパークの中に位置しています。 ロンドン中心部からは地下鉄ヴィクトリアラインの終点Walthamstow Central Stationまで30分弱で行くことができます。 建物自体は1740年代に建てられた典型的なジョージアンスタイルの家で、実際にモリスが14歳から22歳まで住んでいた家でもあります。 中に入るとショップ兼ホールが広がっており、平日にも関わらず多くの人で賑わっていました。 どこから見ようか悩んでいると、スタッフの方がウィリアム・モリスについて軽く説明してくれ、ギャラリーの見方や企画展の説明もしてくださいました。 たまたま企画展「Art Without Hero ‘Mingei’」(2024年9月22日まで)が日本の民芸についての展示を行っていました。 民芸から見出されるクラフトマンシップや手作業での職人技がアーツ・アンド・クラフツ運動と繋がり、今回の企画展に繋がったそうです。 日本とイギリスの繋がりを感じてなんだか嬉しくなりました。 常設展であるウィリアム・モリスの展示は、モリスの主な功績を最初に紹介し、その後モリスの歩んだ軌跡を順に辿るという構成でした。 最初の部屋ではモリスの人柄や反省を彼の彫刻や絵と共に紹介しています。 二つ目の部屋に足を踏み入れると、大学時代にモリスが影響を受けた本や建物が紹介されており、とても興味深い内容が展示されていました。 フランス建築から受けた影響や、教会の建築に魅了されたモリスについて深掘りされています。 その後、モリスがデザインしたレッドハウスの図面やモリスが最初にデザインした壁紙の下書きなど、貴重な展示物がありました。 三つ目の部屋ではMorris & Co.を設立した後の話にフォーカスされています。...
ロンドンレポートvol.5 モリスの思想に触れる ウィリアム・モリス・ギャラリー
こんにちは。川井公式オンラインショップです。 イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第5弾! イギリスのデパート 「ウィリアム・モリス・ギャラリー」を紹介します。 今回は念願のウィリアム・モリス・ギャラリーに行ってきました。 ロンドンの北東にあるロイドパークの中に位置しています。 ロンドン中心部からは地下鉄ヴィクトリアラインの終点Walthamstow Central Stationまで30分弱で行くことができます。 建物自体は1740年代に建てられた典型的なジョージアンスタイルの家で、実際にモリスが14歳から22歳まで住んでいた家でもあります。 中に入るとショップ兼ホールが広がっており、平日にも関わらず多くの人で賑わっていました。 どこから見ようか悩んでいると、スタッフの方がウィリアム・モリスについて軽く説明してくれ、ギャラリーの見方や企画展の説明もしてくださいました。 たまたま企画展「Art Without Hero ‘Mingei’」(2024年9月22日まで)が日本の民芸についての展示を行っていました。 民芸から見出されるクラフトマンシップや手作業での職人技がアーツ・アンド・クラフツ運動と繋がり、今回の企画展に繋がったそうです。 日本とイギリスの繋がりを感じてなんだか嬉しくなりました。 常設展であるウィリアム・モリスの展示は、モリスの主な功績を最初に紹介し、その後モリスの歩んだ軌跡を順に辿るという構成でした。 最初の部屋ではモリスの人柄や反省を彼の彫刻や絵と共に紹介しています。 二つ目の部屋に足を踏み入れると、大学時代にモリスが影響を受けた本や建物が紹介されており、とても興味深い内容が展示されていました。 フランス建築から受けた影響や、教会の建築に魅了されたモリスについて深掘りされています。 その後、モリスがデザインしたレッドハウスの図面やモリスが最初にデザインした壁紙の下書きなど、貴重な展示物がありました。 三つ目の部屋ではMorris & Co.を設立した後の話にフォーカスされています。...