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by 川井雅樹
ウィリアム・モリスについてはデザイナーとしてや、それに基づく精力的な活動家のイメージが強い人物ですが、その一方で詩人としての一面も持ち合わせていました。
モリスは18世紀の英国で生まれ伝承されていたバラッド詩の形式で作品を綴りました。
特に有名な作品として、1868年から1870年にかけて刊行...
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by 川井雅樹
ウィリアム・モリスが立ち上げた、モリス商会。その前身となったのは1861年に設立された、モリス・マーシャル・フォークナー商会でした。モリスを含めたバーン=ジョーンズやロセッティらの友人たち7名が集まります。19世紀当時のイギリスでは産業革命の影響により、効率重視の大量生産や消費により粗悪品が多...
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by 川井雅樹
ウィリアム・モリスが1859年に結婚したジェーン・バーデン(のちのジェーン・モリス)について紹介いたします。
ジェーンはイギリスの絵画モデルであり、1839年にオックスフォードに生まれました。ジェーンはラファエル前派の画家たちを中心に絵画のモデルを務め、ミューズとされていたと言えます。モリスは...
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by 川井雅樹
ケルムスコットマナーはイングランド南部のコッツウォルズにあるケルムスコットという小さな村にある屋敷で、ウィリアム・モリスが別荘として使用しておりました。
1871年にモリスはケルムスコットマナーを見たモリスは「地上の楽園」とも称したそうです。
モリスは、師匠であり友人でもあった画家のダンテ・ガ...
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by 川井雅樹
ケルムスコット・プレスはウィリアム・モリスが「理想の書物」を世に送り出すために作った印刷工房です。1891年ロンドンに創設されました。
ケルムスコット・プレス設立の元々のきっかけとしては、1888年にモリスが印刷の専門家であるエマリー・ ウォーカーの講演を聞いたことより、印刷についての関心、そ...
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by 川井雅樹
1856年にウィリアム・モリスと出会い影響を与えた人物、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ。のちのモリス商会のメンバーでもあります。今回はそのロセッティについて紹介します。
ロセッティは1828年にロンドンで誕生しました。幼い頃から美術や文学に関心があり、絵画学校に入学した後、1846年にはロイヤ...
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by 川井雅樹
ウィリアム・モリスの生涯を語るにあたり、「ラファエル前派」という単語が要所要所に登場します。
今回は「ラファエル前派」について紹介いたします。
ラファエル前派とはイギリスで19世紀の中盤から後半にかけて活躍した芸術家のグループの芸術形式のことです。
19世紀の中盤当時、ルネサンスの巨匠であるラ...
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by 川井雅樹
レッドハウスは、ウィリアム・モリスが妻ジェーンとの新婚時代の際に過ごした自邸です。
以前、「ウィリアムモリス の生涯」、「ウィリアム・モリスの盟友 バーン=ジョーンズ」のトピックの際にも名前が出てきた場所です。
ロンドンの郊外に1859年に建設されました。
設計は建築家の友人であったフィリップ...
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by 川井雅樹
ウィリアム・モリスの生涯の友人(エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ)は、画家としても著名であり、モリスやアートアンドクラフツ運動の中でも大きな存在の人物です。
1853年、モリスが聖職者を目指して入ったオックスフォード大学エクセター・カレッジで二人は出会いました。学生生活のなかでモリス...
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by 川井雅樹
今回は「アーツ・アンド・クラフツ運動」について紹介いたします。
アーツ・アンド・クラフツ運動というのは19世紀の後半にモリスが主導になり行われた「美術工芸運動」のことです。この運動が起こった時代背景には18世紀半ばから19世紀前半にイギリスでの産業革命が大きく影響しています。その時代、大量生産...
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by 川井雅樹
ウィリアムモリスの生み出した数々の作品の中で、特に有名な作品の一つがテキスタイルの「いちご泥棒」というデザインです。
今回はいちご泥棒についての紹介を致します。
いちご泥棒はモリスの別荘である「ケルムスコット・マナー」でいちごをついばんでいるツグミを由来として描かれた愛らしく美しいデザインで...
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by 川井雅樹
ウィリアム・モリス(1834-1896)はロンドン郊外生まれの思想家、詩人であり、デザイナーでもありました。
生前は多方面で精力的に活躍し、各方面で偉大な功績を残した人物です。
今回はウィリアム・モリスの生涯について紹介致します。
彼の幼少期は自然が身近な環境に育ち、エピングの森でよく遊びま...
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