机(板状の物体)に壁紙を貼る手順
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壁紙で板を簡単リメイク
ここ最近と言いますかまぁずっとなんですけれども、壁紙をテーブルや机の天板とかキッチンの扉とか箱とかに貼る人って多いんですよね。
で、上面(前面)だけ貼る場合だとそんなに難しくはないんですが、横面まで巻き込んで裏までってなると一気に難しくなるんです。
難しいのは作業と言うよりその説明。
「角を合わせてピッと切って裏向けてギュッと押さえながら巻き込んでシュッとする云々・・・」みたいな擬音語たっぷりな天才肌型の教え方になってしまう。
これはいかんと一念発起。ちゃんと説明出来るようにここで写真を交えて説明したいと思います。
とは言え撮影用にちょうど良い感じの机なんてなかなか無いので今回は事務所に落ちていた板を机の天板に見立てて貼る手順を紹介する事にします。
実際に貼る物に置き換えながら見て頂ければと思います。
準備するもの
準備物はこんな感じ。今回使う壁紙は不織布(フリース)素材の物です。(紙素材の場合は今回の貼り方だとプクプク膨れるのでやめましょう。)
白いのが板です。元カラーボックスの棚板です。後は強力糊・糊入れるバケツ・ローラー・ハケ・カッター・スキージー・地ベラ・スコヤ(かっこつけて出したものの、結果使わずなぜ用意したのか自分でも不明)
のりの塗り方と貼り方
まずは糊を塗る。とりあえず天板だけ塗ります。
糊が塗れたら位置を調整して壁紙を置きます。
生糊なので貼った後でも微調整が出来ます。一発勝負じゃないので安心して下さい。
で、空気を抜いていきながら圧着します。使うのはスキージー。
角っこの貼り方
で、ここからです。説明が難しいのは。まず裏返します。
で、板の直線に合わせてまず縦方向を切っていきます。
分かりにくいですが図の赤い点線の部分を切ってます。板に地ベラ(定規でOK)を当てればまっすぐ切れます。
横方向も同じように切っても良いのですが・・・そうすると角に少し隙間が出来て下が見えてしまいます。
なのでより綺麗に貼るために一手間掛けます。
写真のように一旦折って板の厚み分の所に印を入れます。
もちろん定規で長さを測ってもOKです。四隅とも同じように印を付けてそこから外に向かって切ります。
図で描くとこんな感じ。
で、印を付けた点から45度、板の角から45度の角度(ざっくりで良い)で切ります。
図で描くとこんな感じ。良く見ると全然角度違うけど雰囲気を感じてください。
実写だとこう。なんでこんな切り方するかは貼り付ける時に分かります。
ま、実写の方も角度測ってませんので角度おかしいですね、要するにそこまで気にしなくて良いって事です。
ここで気にしなければいけないのはこの三角形が小さいと貼り付けにくくなる(貼っても跳ねる)ので気持ち長めにしとくと良いでしょう。
で、三角形が付いている方の側面から糊を付けて折り込んでいきます。
ローラーだと塗りにくいのでハケが良いです。
角が丸くなると格好悪いのでしっかりと角を抑えながら空気が入らないように注意します。
側面がしっかりついているのを確認し、引っ張りながら裏面に折り込んで貼ります。この時に三角形の部分は長い方の側面にくっつけます。
で、同じ要領でもう一辺も折り込んで貼ります。三角形の理由分かりましたか?
こうしてやると角に隙間が出来ません。
三角形の部分に重ねて折り込む。
これを四か所すると一応完成です。
こだわる人はもうひと手間(重ね切り)
裏面ですが重なって厚くなっている所の処理方法。重ね切りとかジョイントとかって言います。
国産のクロスを貼る時はつなぎ目はこうやって切ります。
重なっている所を角から2枚一緒に切ります。赤い点線の所。
切ったら上を取り除いて。。。
下のも取り除くと。。。
ピタッとジョイント出来ます。
重ね切りした後は糊をしっかりと拭いて、ローラーで圧着しましょう。
完成!
裏返したら、はい、出来上がり!
ただの板も壁紙を貼るだけでちゃんと飾れる代物になりますよ!
DIYで余った板材や壁紙も無駄にせずに活用できます。
今回の貼り方を活用すると靴を買ったら付いてくる邪魔だけど絶妙に捨てにくい空箱も・・・生き返る。
会議室なんかにある絶妙にダサイ折りたたみの机も・・・。よみがえる。
全部角っこは今日紹介した貼り方で貼っています。
机なんかは少しサイズが大きいので貼りにくいですが要領は一緒です。
天板と脚がバラせる場合は面倒ですが分解して貼りましょう。そうするとデカいけどただの板になるので貼るのが圧倒的に楽になります。
先憂後楽ってやつですね。
どうでしょう、口で説明しにくいのが分かって頂けましたでしょうか?
なかなか頭で理解するのは最初は難しいですが今回の写真や図を参考にしてみてください。
※この貼り方は貼るものが直角であることが前提になります。
※紙製の壁紙の場合は最初に紙の方に糊を塗る必要があります(糊の水分で伸縮するため)後のやり方は一緒ですが、ちょっと嫌気がさす位に手や道具が糊まみれになります。慣れるまでは不織布(フリース)素材をオススメします。
※扉は横まで貼りこむと壁紙の厚みで閉まらなくなる場合があるので初めに確認しましょう。
※今回紹介した方法はあくまで私の個人的なやり方です。ちょいちょい突っ込み所はあるかもしれませんがのでプロの方は温かい眼差しで見守ってください。でももっと良い方法があればこっそり教えてください。
店長